項番 | 作 文 名 称 | 作 者 | 出 典 | 備 考 |
---|---|---|---|---|
1 | パパを返して | 幼稚園児 女 | 東海交通遺児を励ます会 | 交通遺児 |
2 | ぼくは、お父さんの顔を知らない | 小学2年生 男 | 東海交通遺児を励ます会 | 交通遺児 |
パパは りょうりがじょうずで やさしいです
わたしはそんな パパがだいすきです
ほいくえんで えをかいていたら おじいちゃんが いきなりむかえにきて
わたしは なんだろうと おもいました
びょういんにいき パパのまわりは ちだらけでした
おかあさんと おねえちゃんは ないていました
わたしは パパのてをにぎりました
パパの ちを とめてもらいたかったので パパのちを てにためました
でも パパは おきてくれませんでした
パパを ころしたひとは きらいです
パパのことを ごみを ひいたといいました
パパは ごみではありません
いまでも そのことばは わすれません
わたしは パパをころしたひとを ゆるさないです
だいすきなパパを かえしてほしいです
パパをかえしてください
パパが なかないでと やくそくしたので わたしは なきません
わたしは これから くるまにきをつけます
(文:幼稚園児 女>
ぼくが生まれる4ヶ月前に交通事故で亡くなったので写真
でしか見たことがありません。
たまにお父さんの事を考えると涙がボロボロ出てきます。
1回でもいいからお父さんに会ってみたいです。
けれども、お父さんは2どと帰ってきません。
ぼくはお父さんをころした人をゆるしません。
あんな事故がなければお父さんは今も生きています。
あんな事故がなければ、お父さんはぼくの顔を見れたかも
しれないのに、事故がそれをふみにじるように、それをなく
したのでゆるしません。
もしお父さんに会えたなら、それはまぼろしか、ゆうれいか、
きせきと思います。
こんなかなしいことが無くなるように信じています。
(文:小学2年生 男>